新株予約権の評価について、諸々の観点から解説した記事を順次公開していきます。
「株価条件付きストック・オプションの評価」では、当社HP内で公開している試算ツールで実際に使用している評価ロジックを紹介していきます。(コードも示しますが、容易に動かせるR、Rcppを使用したコードになっています。)
評価アプローチの選択
- 留意いただきたい事項
- なぜ新株予約権の評価が必要なのか?
- ストック・オプションの費用処理について
- 費用処理の基礎となる公正な評価単価について
- 株価モデルについて
- 評価アプローチについて
- 有償ストック・オプションの払込金額について
- 評価アプローチの選択
プレーンバニラの評価
株価条件付きストック・オプションの評価
解析解または近似的解析解が求まるもの
- 株価条件付きストック・オプションの評価に関する全般的な事項
- 株価が〇円以下になると失効する(ダウン・アンド・アウト)
- 株価が〇円以下で行使が強制される(強制行使条項付き)
- 株価が〇円以上で有効になる(アップ・アンド・イン)
- キャピタル・ゲインに上限を設定する場合
二項モデルを応用するもの
- 過去□日間の株価が連続して〇円以下になると失効する
- 過去□日間の平均株価が〇円以下になると失効する
モンテカルロ・シミュレーションを応用するもの
- 過去□日間の株価が連続して〇円以下になると行使が強制される
- 過去□日間の平均株価が〇円以下で行使が強制される
以下は株価条件ではありませんが
株価条件以外の業績条件の評価
基礎率
- 無リスク金利
- ボラティリティ
- 満期
- 予想配当率
おまけ
- 早期行使のあるプレーンバニラの近似的解析解
- モンテカルロ・シミュレーションのサンプル誤差の評価
- モンテカルロ・シミュレーションの分散減少法
- 解析解(近似的解析解)とモンテカルロ・シミュレーション評価額との比較